糖尿病予備群って聞いたことありますか?本当の糖尿病になる手前の状態の事です。
メタボ体型は典型的な糖尿病予備群の症状です。また、HbA1c(ヘモグロビンエイ・ワンシー)も予備群を含めた糖尿病の判定に非常に有用性の高い検査方法です。
そりゃそうですよね。もちろん適度な運動はした方がいいことや、食べすぎが良くないということ誰でもわかります。気になったら病院を受診した方がいいのも頭ではわかっていますよね。
でも、運動したり、病院を受診したりするのは面倒だし、食べたいものを好きなだけ食べたいですよね?
下記で詳しく説明しますが、一旦糖尿病になってしまうと、完全に治ることはありません。発症してしまうと、食事が制限されるうえに、食事に合わせて毎回インスリン注射をしなくてはいけなくなる場合があります。
そして、何より怖いのは合併症です。
大丈夫です!適切な薬を使うことで、糖尿病予備軍から糖尿病を発症することを防ぐことは十分に可能です。さらに太るのを防ぐことも可能です。糖尿病は本格的に発症してしまう前に予防をすることが非常に大切なんです。
実は医師である私もHbA1c 5.8%で見事に糖尿病予備軍と診断されてもう5年以上になります。
その後、以下の薬を個人輸入で継続的に使用して、HbA1cは5.6-5.8の間で安定しています^^。
あ、医者なら自由に病院から手に入るんじゃないかって?今は病院によってはなかなか自由には処方できないんです。プライバシーもわかられちゃいますし^^;。
以下では病院を受診せずに、個人輸入で手に入る薬で糖尿病を予防する方法をご紹介します。
いずれも実際に管理人が使用している、あるいは使用したことがある薬ですのでご安心ください。
糖尿病予備軍ないし糖尿病発症前に予防するために効果的な薬(個人輸入)について以下に解説します。
まず初めに、糖尿病がどんな病気なのか整理しておきましょう。
なるべく簡単に、どういった状態が糖尿病予備軍と言われるのか説明します。その後、具体的な薬による対処法について解説します。
糖尿病ってどんな病気?
糖尿病とは?
糖尿病とは、簡単に言うと、血液中のブドウ糖(血糖)が高すぎる状態です。
健康であれば、血糖値が上昇すると、膵臓から出るインスリンというホルモンによってブドウ糖を体内に取り込み、体内に蓄え、エネルギー源として使うことができる状態にしてくれるため、血糖値が抑えられます。
ところが糖尿病患者さんは、このインスリンが少なくなったり、効きが悪くなったりして、ブドウ糖をうまく血液中から体内に取り込めなくなってしまいます。
糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があります。
1型糖尿病:一般に先天的な素因と関連しています
2型糖尿病:大人になって糖尿病になる場合はほぼ2型糖尿病です
以下では基本的に2型糖尿病について解説します。
日本人の糖尿病の患者は、約950万人以上、糖尿病予備軍は約2050万人以上と言われています。あなたも糖尿病予備群である可能性は十分にあるということです!
糖尿病の原因(2型)
(2型)糖尿病になる要因には、遺伝的要因と環境的要因があります。
遺伝的要因:両親や親戚に糖尿病をもっているひとがいると普通のひとより糖尿病を発症する可能性が高いということ
環境的要因:食べすぎや運動不足、ストレスといった生活習慣のこと
これらの要因が、複数組み合わさり糖尿病になると考えられていますが、2型糖尿病の場合、生活習慣も重要な要素であることから、「生活習慣病」とも呼ばれています。
糖尿病になるとどうなるの?
糖尿病といってもなかなかイメージしにくいかと思いますが、常に全身が砂糖漬けにされているようなものと考えてください。そこから以下のようなさまざまな症状がでてきます。
- 疲労感
- 手足の感覚が低下する、または、チクチク指すような痛みがある
- 感染症によくかかる
- 頻尿
- 目がかすむ
- 性機能の問題(ED)
- 切り傷やその他の皮膚の傷が治りにくい
- 空腹感やのどの渇きがひどくなる
さらに最も怖いのは合併症です。
糖尿病が長期に渡り、進行してくると、以下のような症状が出ることがあります。
糖尿病性神経障害:手足のしびれ、痛み、進行すると壊疽
糖尿病性網膜症:視力障害、進行すると失明
糖尿病性腎症:進行すると腎不全(人工透析が必要に)
糖尿病予備群のあいだに進行を抑えるのがいかに大事かわかると思います。
糖尿病の検査方法(スクリーニング)
糖尿病の検査方法には、スクリーニング(疑い症例を引っかけるための検査)と、糖尿病の程度を調べるための検査があります。ここでは、スクリーニング検査について説明します。
糖尿病の検査といっても、イメージしにくいかもしれませんが、会社の定期健康診断等では実は必ず行われています。具体的には「空腹時血糖」(ないし随時血糖)、「HbA1c」の項目です。
空腹時血糖
健診の際には、通常前日夜から絶食を指示されることが多いと思いますが、その目的は「空腹時血糖」を測定するためです(胃内視鏡などをするためのこともあります)。
判定区分 | 空腹時血糖(mg/dL) |
正常 | 100未満 |
正常高値 | 100~110未満 |
境界型 | 110~126未満 |
糖尿病型 | 126以上 |
以上のように、空腹時血糖は100~126mg/dL以上が糖尿病予備群と言う事になりますね。
確実な指標となるHbA1c
HbA1cは、過去数か月程度の血糖値を反映する非常に信頼性の高い検査方法です。HbA1cの基準値は以下のとおり
知恵の泉より
HbA1cは5.6~6.4%で予備群と言う事になります。
【子宮内膜症】ディナゲスト・ジエノゲストの副作用について解説
糖尿病予備群ってどんな状態?
こんなときは糖尿病予備群を疑おう
血糖値が高めでも、自覚症状はほとんどありませんが、以下のような傾向や検査結果があると、糖尿病予備群を疑うことが可能です。
糖尿病になりやすい方
- 40歳以上の人
- 太りすぎの人
- 家族に糖尿病の患者がいる
- 著しい運動不足
確実な指標となるHbA1c
会社の定期検診の結果を再度ご覧ください。糖尿病で受診してくださいとは書かれていなくても、検査結果が上記の範囲内であれば、何らかの対処をしていた方が安心です。とくにHbA1cは確実で客観的な指標となります。
もしも糖尿病予備群と診断されたら
さて、この記事の本題です。糖尿病の発症予防のためにできることについてまとめてみます。一般的に、糖尿病ないし予備群の治療は運動療法、食事療法から始まるのですが、この記事では、あえて薬の説明のみとします。
糖尿病に対する薬物療法の基本的な考え方と具体的な治療法
糖尿病の飲み薬は、その作用から大きく分けて3つに分類することができます。
インスリンを出しやすくする薬:SU(スルホニルウレア)剤、グリニド、
インスリンを効きやすくする薬:ビグアナイド、チアゾリジン、DPP-4阻害薬
糖の吸収や排泄(はいせつ)を調節する薬:α-グルコシダーゼ阻害薬、SGLT2阻害薬
下の図は、飲み薬がからだの中でどのように効果を表すかを示しています。
糖尿病発症を予防するための薬について
以下では、糖尿病予備群の状態で、糖尿病の発症を予防しうると考えられている(すでに臨床研究により十分な効果が証明されている)代表的な薬を紹介します。
単剤でも結構ですし、いくつか組み合わせても大丈夫ですが、組み合わせる場合には作用の異なる薬を組み合わせなくてはいけません。下の方におすすめの組み合わせも書いていますので参考にしてください。
下記画像ないし薬剤名のリンクから直接輸入業者のサイト(オオサカ堂)にリンクしていますので、よろしければご利用ください。
ビグアナイド系糖尿病治療薬
[メルビンジェネリック]アポメトホルミン(ApoMetformin)500mg
メルビンジェネリック(メトホルミン)は糖尿病予備群の方にまずは最も推奨される薬です。
メルビンジェネリックは、ビグアナイド系糖尿病治療薬といわれる薬で、膵臓の機能に関係なく筋肉での糖の利用を高めたり、肝臓で糖をつくるのを抑制することによりインスリンの効きを良くし、血糖値を下げます。
メトホルミンは1950年代から糖尿病の治療に使われており、60年以上の使用実績のある薬です。
使用実績が長く、副作用が少ないことから、非常に安全な薬として知られています。糖尿病予備群の糖尿病発症を抑え、HbA1cを改善することも研究で証明されています。
さらに、安価であり、アンチエイジング効果や、がんの発生を抑制する効果も研究で証明されています。以上の点から、糖尿病予備群の方には第一選択の薬剤と言えます。
通常1日750~1,500mgが推奨されますので、上記の1錠500mgを半分にして1日3回服用をおすすめします。
やせ薬としての効果
α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)
グルコバイ(アカルボース)は、α-グルコシダーゼ阻害薬といわれる糖尿病治療薬です。
小腸粘膜に存在する糖質(でんぷん、麦芽糖、砂糖など)を分解する消化酵素であるα-グルコシダーゼの働きを抑えることで、糖質の消化・吸収を遅らせ食後の急激な血糖の上昇を抑制します。
また、アカルボースには、αグルコシダーゼ阻害作用に加え、膵液および唾液のα-アミラーゼという酵素の活性を抑える作用もあります。上記のメトホルミンと全く異なる作用ですので、併用をおすすめします。
グルコバイは特に「血糖スパイク」といわれる食後の急激な血糖上昇を抑える効果に優れており、HbA1cを改善するとされています。
通常、成人では1回100mg(1錠)を1日3回、食直前ないし食事早期に内服します。
服用の時間が重要で、食事開始から15分以上経過してからでは、上記の「血糖スパイク」に対する効果は半減しますので、ご注意ください。
やせ薬としての効果
SGLT2阻害薬
フォシーガは、SGLT2阻害薬と言われる薬剤で、血液中の過剰なブドウ糖を尿中に排出させることによって血糖値を下げる薬です。
体重低下が期待され、インスリンとは独立した作用を示すため、単独使用では低血糖をきたす可能性が低いのが特徴です。
通常、1錠5mg(0.5錠)を1日1回経口投与する。1錠10mgですので、半分を毎日1回内服します。
1日1回というのが大きな特徴です。
やせ薬としての効果
DPP-4阻害薬(DLP-1作動薬)
オングリザはジグルカゴンペプチド-1(GLP-1)の分解酵素であるジペプチジル・ペプチダーゼ-4(DPP-4)を阻害することによって血糖値上昇抑制作用を発揮するDPP-4阻害薬です。
GLP-1は、食事による血糖値上昇に伴って食後早期に小腸から分泌され、すい臓のβ細胞を刺激してインスリン分泌を増強させるインクレチンと呼ばれるホルモンの一つです。
糖尿病薬としては、非常に新しいタイプの薬剤です。
通常、成人は1日1錠(5mg)を経口服用します。
こちらもフォシーガと同様1日1回というのが特徴です。
なお、作用機序は異なりますが、体内では同様の働きをするGLP-1作動薬は最近は痩せ薬として、注射薬を週一で注射している開業医もいますね。
やせ薬としての効果
糖尿病発症を予防するための具体的内服方法
さて、上記に代表的な薬剤を列記しましたが、以下私がおすすめする内服方法を記載します。
①メルビンジェネリック単独
メルビンジェネリック(Apometoformin) 500mg を半錠x3回/日
②①+グルコバイの併用
①+グルコバイ(Glucobay)100mg を1錠x3回/日(食直前)
③②+フォシーガ or オングリザ
②に加えてフォシーガ(Forziga)10mg ないし オングリザ(Onglyza)5mg を1回/日
となります。まずはメルビンジェネリックを数ヶ月お試しください。その後健診等でHbA1cが下降していたら、そのまま継続します。
あまり変化なしあるいは少し上昇していた場合には、グルコバイを併用します。
体重の減少を期待する場合にはさらにフォシーガないしオングリザの併用も可能です。
副作用について
ここで紹介している薬剤はしっかりとした薬ですので、副作用が出る可能性はあります。単剤で出やすいものと、多剤を内服した場合に出やすいものがありますので、以下に列記します。
メルビンジェネリック:長期的に内服しても、ほとんど副作用はありませんが、極めてまれに乳酸アシドーシスと呼ばれる症状が出ることがあります
グルコバイ:ガスがたまりやすくなることがあります(特に飲み始め)
フォシーガ:頻尿や尿路感染、尿糖(理屈上尿に糖が排出されるため)
オングリザ:尿路感染を含めた感染症
いずれの薬剤も低血糖が起こる可能性があります。特に、多剤を併用した場合には低血糖症状にご注意ください(実際には滅多に起こりませんのでご安心ください)
※なお、副作用とおもわれる症状が出た場合や内服後体調が優れない場合には、服用を中止し、近医にご相談ください。
運動療法と食事療法について
糖尿病ないし糖尿病予備群に対する運動療法と食事療法については、非常に多数のサイトでいろいろな方法が紹介されていますが、本記事では薬による予防に焦点を当てていますので、割愛します。
今回の記事まとめ
糖尿病予備群と診断された場合に、糖尿病の発症を防ぐために個人輸入で購入可能な薬についてまとめてみました。
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